放射線科
TEL / 0827-34-1000(内線4010)
概要
放射線科外来の業務は、主に画像診断部門と放射線治療部門で構成されています。
放射線科はチーム医療の一員として、最新の技術と思いやりを持って専門分野の責任を担い、患者さんの利益になるよう努めています。
画像診断・IVR部門
画像診断の分野では、CT、MRI、シンチグラフィPET/CTの診断レポートを作成し、各科に提供しています。
2023年度の検査件数は、一般撮影49,099件、CT検査24,831件、MRI検査8,466件、RI検査450件、PET検査674件です。
総合病院ですので様々な領域・疾患の診断を手がけており、画像診断用のビューワー(画像診断モニター)を用いて、CT・MRI・RI・PET-CTなどの各モダリティ(医療機器)を有効に活用し、診断力を高めています。
IVRでは、2023年度は100名に対し、出血の止血、肝TACE、末梢動脈瘤の塞栓、AVFの塞栓、各種生検・ドレナージなど、胸腹部領域の手技を幅広く手掛けています。緊急の際は随時対応しています。
放射線治療部門
放射線治療の分野では、2023年度の新規登録患者総数は203名で、こちらも様々な領域の放射線治療を行っています。
特に、肺癌や食道癌の化学・放射線併用療法や頭頸部癌、乳房温存手術後の放射線治療など、根治を目的とした治療の割合が多いです。
画像診断、放射線治療ともに予約制になりますので、あらかじめ電話予約をしていただき、当日、病院外来受付で受診受付の後、放射線科受付窓口にお越し下さい。
※入院中以外の方は、病院、医院からの紹介により受診していただきます。
2023年 放射線治療数
放射線科担当医師のご紹介
放射線科医長/矢吹 隆行
医師/久住 研人
医師/櫻井 淳暢
放射線科スタッフ紹介
- 診療放射線技師長/1名
- 副診療放射線技師長/2名
- 主任診療放射線技師/6名
- 診療放射線技師/14名
- 事務助手/2名
放射線関連有資格数
画像部門の主な設備
X線撮影装置
胸部・腹部・骨等をX線撮影する装置です。
*FPD(フラットパネルディテクタ)採用により、低被ばくで、より正確に、より早く撮影が出来る、デジタル方式一般撮影装置です。
*FPD-Flat Panel Detectorとは、X線をデジタル信号に変換する装置です。
乳房撮影装置
乳房のX線撮影の事を、マンモグラフィと呼びます。
乳がんの精密検査や、乳がん検診を目的に取り入れられています。
骨密度測定装置
骨の健康診断装置です。
骨粗しょう症の初期段階では症状はありませんが、骨密度が低下すると、少しのことで骨折を起こす可能性があります。
そのために早期の検査・診断が必要です。
X線TV透視装置
造影剤(バリウム・ヨード系薬剤)を用い、胃・大腸などの検査の他、内視鏡を使用しての胆嚢や食道などの検査・治療を行うことが出来る装置です。
X線CT装置
検出器が複数備わった装置(マルチスライスCT2台-320列・64列)を用い、広い範囲を短時間でより詳細な撮影を行います。
特に320列CTは、1回転で160mmの範囲が撮影可能で、臓器の微細な構造を得ることが出来ます。
MRI装置
強い磁石と電波を使って体の内部の状態を検査する装置です。
あらゆる角度から体の断面の写真を撮影することができます。X線を使用しないため、放射線の被ばくはありません。
また、開口径も70cmと広くなり特定のペースメーカーにも対応(循環器科にお尋ねください)していますが、金属が体内にある方は検査を受ける事が出来ません。
なお、体内に金属がある場合でも検査可能な事がありますので、スタッフにお申し付け下さい。
PET-CT装置
<こちらのページは順を追って作成していきます>
PET-CT装置は、ブドウ糖に似た2-デオキシ-2-フルオロ-D-グルコース(FDG)という放射性薬剤を用い、FDGから放出される微量の放射線をPET-CT装置で検出することによってがんの形を画像化する装置です。
腫瘍の形や大きさを見るCTなどの他の検査とは異なり、代謝活性に基づいて腫瘍を診断します。
●放射線技師より
PET⁻CT装置_詳細について
当院のPET装置について
PET検査について
●放射線科医師より
PETについて
●お知らせ
PET-CTがんドックについて
核医学装置 (ガンマカメラ)
<こちらのページは順を追って作成していきます>
ガンマカメラは、ごく微量の放射性物質(放射性同位元素:RI)を含んだ薬を用いて病気を診断する装置です。
検査の種類によっては、薬の投与後、数時間から数日して撮影するものや、検査前に前処置が必要なものもあります。詳しくは検査時にスタッフにお尋ねください。
●放射線技師より
ガンマカメラ_詳細について
当院の核医学装置について
RI検査について
●放射線科医師より
RIについて
●お知らせ
放射線治療装置
<こちらのページは順を追って作成していきます>
リニアックと呼ばれる直線加速装置を用いて、がんなどの悪い部位に高エネルギー放射線を照射し、治療を行います。IGRT(画像誘導放射線治療)、呼吸同期照射の早期実用化を目指しています。
また、これらの位置精度向上の技術の上にIMRT(強度変調放射線治療)やSRT(定位放射線治療)などの高精度放射線治療を順次実施していきます。
●放射線技師より
放射線治療について
当院の放射線治療について
●放射線科医師より
放射線治療について
●お知らせ
血管撮影装置
<こちらのページは順を追って作成していきます>
血管内にカテーテルと呼ばれる細い管を進め、そこから造影剤を流し病変部の血流形態を観察し、病変に応じて血管内治療(血栓溶解術、血管塞栓術、血管拡張術)を行う装置です。
検査領域は、脳神経、心臓および血管、腫瘍領域と多岐にわったています。
当院では、心臓用と頭部体幹部用の3台の血管撮影装置が設置されています。さらに手術室に血管撮影装置を配置し、より正確で安全な高度治療環境を設置しています。
●放射線科技師より
血管撮影・IVRについて
当院の血管撮影装置について
●お知らせ
岩国医療センターだより『放射線科』
過去に広報誌「岩国医療センターだより」にて掲載しました「放射線科だより」等、放射線科関連の記事を閲覧できます。
放射線科 担当医師の紹介
矢吹 隆行(やぶき たかゆき)/放射線科医長
◇卒年/高知医科大学 医学部 平成10年卒
◇専門領域/画像診断、IVR
▼資格等
- 日本医学放射線学会 放射線診断専門医
- 日本IVR学会 IVR専門医
▼所属学会
- 日本医学放射線学会
- 日本IVR学会
久住 研人(ひさずみ けんと )/放射線科医師
◇卒年/北海道大学 医学部
平成25年卒
◇専門領域/放射線治療
▼資格等
- 日本医学放射線学会 放射線治療専門医
▼所属学会
- 日本放射線学会
- 日本放射線腫瘍学会
櫻井 淳暢(さくらい あつのぶ )/放射線科医師
◇卒年/福岡大学 医学部
令和元年卒
◇専門領域/放射線科
▼所属学会
- 日本医学放射線学会