MRI装置このページを印刷する - MRI装置

MRI装置(磁気共鳴画像診断装置)は磁気を使用し、体の中を観察しようとする検査で、被ばくがないため患者さんにはリスクの少ない検査です。
通常のX線写真では見ることのできない、軟骨や靱帯、半月板、腱、筋などの描出や造影剤を使わない血管撮影などもすることができます。
また、急性期の脳梗塞や肝細胞癌、乳がんなどの検査にも有用です。また、装置は3.0T(テスラ)と1.5Tの2台があります。

MRIで撮影が可能な部分

  • 頭部:大脳・小脳・下垂体・聴神経
  • 頸部:咽頭・甲状腺
  • 胸部:縦隔・心臓・乳房
  • 腹部:肝臓・胆嚢・膵臓・胆道系(MRCP※1)
  • 骨盤:子宮・卵巣・前立腺
  • 脊椎:頚椎・胸椎・腰椎
  • 四肢:肩関節・膝関節・肘関節・足関節
  • MR Angiography※2:頭部・頸部・胸部・腹部・骨盤部・下肢

※1 MRCP(MRcholangiopancreatography)とは、胆嚢・胆管・膵管などを造影剤を用いずに撮影する検査です。
※2 MRA(MR Angiography)とは、血管像を得る撮影方法です。