食道がんこのページを印刷する - 食道がん

早期食道がんについて

粘膜にとどまる浅いがんの場合、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行います。
遺残が確認された場合は、APC(アルゴンプラズマ凝固法)にて治療を行います。

 

進行食道がんについて

手術可能な場合は、外科にて手術を行います。
手術拒否・手術不能(転移がある)の場合は化学放射線療法が基本となります。

  

 

食道ステント留置について

進行食道がんにより食道が狭窄し、食べ物の通過が難しい場合の治療として、食道ステント(自己拡張型メタリックステント)留置術があります。
ステントとは金属の網で作った筒のようなものです。これにより水分や流動食に近い物は摂取可能となります。ただし、ステントを留置するとその後の化学放射線治療が困難となります。

 

内視鏡検査の重要性

最近はNBI(狭帯域光観察)を用いて内視鏡を行うことにより、より早期の段階で食道がんを発見することが可能になりました。
喫煙・アルコールは食道がんの発症因子といわれていますので、ぜひ年1回の内視鏡による検診をお勧めします。