閉塞性動脈硬化症このページを印刷する - 閉塞性動脈硬化症

近年日本でも人口の高齢化と食生活の欧米化に伴い、全身の動脈硬化疾患が増加しています。
閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans;ASO)は動脈硬化が原因で下肢動脈に狭窄や閉塞病変が生じた結果、“歩きにくい、休みながらでなければ歩けない” といった歩行障害(間歇性跛行)のため生活の質が低下する疾患です。

当科では、ASOをはじめとする末梢血管病変に対してフットケア外来を週1回(毎週火曜日)開き専門的な診察、治療を行っています。ABI、皮膚潅流圧測定、末梢血管超音波、CT、MRAなどを行い必要に応じて低侵襲であるカテーテル治療を行っています。

下肢血管治療の他にも、難治性高血圧症や腎不全悪化の原因でもある腎動脈狭窄症に対してもカテーテル治療を行っています。

末梢血管治療に関しては全身管理が重要でありますので、他診療科とも連携し、最良の医療を提供できるよう心がけています。