胆管結石このページを印刷する - 胆管結石

胆汁の流れる通り道にできる胆石には、胆石のある場所により胆のう結石、総胆管結石、肝内結石にわけられます。
このうち、内視鏡的治療の適応となるのは、総胆管結石です。

総胆管に結石があると胆汁の流れが悪くなり、胆管炎や黄疸をきたします。また、総胆管の出口をふさいでしまうと、胆石性膵炎を起こします。
そのため、症状がない状態で発見されても、胆管炎や膵炎が重症化すると生命にかかわる状態になるので、積極的に治療を行います。

内視鏡で治療を行う場合は、電気メスや風船で総胆管の出口(乳頭)を切開したり広げたりし(EST、EPBD、EPLBD)、結石除去用の風船で掻き出したり、針金で結石を破砕します。
その場で結石を取り除くことが困難な場合は、プラスチックの管を結石の横に通し、胆汁の流れをよくして胆管炎の治療を行います。
内視鏡で結石を取り除くことが困難な場合には、手術をすることもあります。