ペースメーカーサイト Q&Aこのページを印刷する - ペースメーカーサイト Q&A



ペースメーカー治療の入院期間や治療時間はどれくらいですか?


 

当院では多くの場合で入院翌日に治療を行い、治療後1週間程度で退院いただきます。合計10日前後の入院が必要になります。治療後経過をみる理由は、創部の状況やペースメーカーの作動状況を確認する目的です。
治療時間は治療内容によって異なります。およそ2時間程度を想定してください。複雑な治療内容ですと、もっと時間かかることもあります。  



治療の麻酔はどのようにするのですか? 全身麻酔ですか?


 

基本的にはすべての治療で静脈麻酔(じょうみゃくますい)という点滴でうとうとした状況での治療を行います。しかしながら、ペースメーカー治療では深く眠っていただくことはしません。患者さんの呼吸に合わせたペースメーカーリードの位置決めなどが必要になるためです。痛みに関しては鎮痛薬を最大限使用しますので、苦痛があれば遠慮なく伝えていただければ対応可能です。
お年寄りの方で指示が守れなく大きく動かれる危険性がある方は深く鎮静させていただくこともあります。



治療したらどれくらい通院が必要ですか?


 

退院後はペースメーカー専用外来に定期通院する必要があります(頻度は状況により間ますが年数回程度を想定ください)。ペースメーカーが正常に作動しているか、電池の消耗具合やリードに異常がないかを調べるため、定期的に検査を行います。
ペースメーカーは電池で作動している為、電池が少なくなると本体を交換する必要があります。交換手術は、通常であればペースメーカー本体のみを交換するため比較的短時間ですみます。当院は心臓血管外科で電池交換術を行います。



治療した後は日常生活でどのようなことに注意が必要ですか?


 

ペースメーカー手術を受けた後、買い物・旅行・散歩・ジョギング・ゴルフ・テニスなど、屋外に出かける事に消極的になるかもしれません。しかし、実際には、ペースメーカーにより徐脈に伴う症状が消失または軽快し、健常時のような日常生活を送る事ができます。
治療側の腕も時間がたてば自由に動かすことが可能です。一部の電気機器(IH調理器・IH炊飯器・電気自動車の充電器・高周波治療器など)は扱いに注意を要することがあります、入院中に指導をさせていただきます。








※日本不整脈デバイス工業会より許可を得て転載



MRI対応のペースメーカーとは何ですか?


 

これまで磁気共鳴画像装置(MRI)を使った検査は、誤作動の恐れがありペースメーカを植込まれている患者さんは受けられませんでした。しかし、MRI対応型の新型機器が登場したことによって、MRI対応型の新型機器が植込まれている患者さんに限ってMRI検査を行うことができます。従来のペースメーカーを使用されている方は検査できません。また、MRI対応型のペースメーカーでも一定の条件を満たさなかった場合は検査ができませんので、その都度確認が必要になります。



車の運転は可能ですか?


 

基本的には可能になるかたが大半です。しかしながら失神の既往がある場合やICDという特殊なペースメーカーが入っている場合は主治医の許可が必要になります。



身体障害者制度とは何ですか?



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ペースメーカー治療にはどれくらいの費用がかかりますか


 

医療費自己負担限度額、つまり最終的な自己負担額となる毎月の「負担の上限額」は、患者さんの年齢や所得水準によって分けられます。