PET-CTがんドックQ&A
Q:検査前日から検査終了後までの間、守らなければいけない事はありますか?
A:検査前日と検査当日は激しい運動(ジョギング、水泳、サイクリングなど)を控えてください。運動をすると筋肉にお薬がたまりやすくなり、正確な診断ができなくなる可能性があります。
Q:食事はしてもいいですか?
A:検査6時間以上前から絶食してください。投与するお薬はブドウ糖に似た成分ですので、糖分を含む飲み物は飲まないでください。お水やお茶は、お薬を尿とともに体外へ排出しやすくするので、飲んでもかまいません。
Q:なぜ検査前から絶食するのですか?
A:PET検査は、がん細胞が大量の特殊なお薬を取り込む性質を利用した検査です。そのため、検査前に食べ物や甘い飲み物を摂取すると、がん細胞が満腹になり、お薬を注射しても集積が悪くなります。その結果、がんの正確な情報が得にくくなります。
Q:お薬は飲んでもいいですか?
A:お薬は普段通り服用していただいて問題ありません。ただし、糖尿病薬は服用できません。インスリン注射も検査前はやめてください。
Q:被ばくが心配なのですが?
A:放射線を出すお薬を投与しますので被ばくはありますが、一般検診で行われている胃透視と同じぐらいです。身体への放射線障害が起こることはありません。
Q:閉所恐怖症ですが?
A:検査装置はドーム状の機械で、検査中はその中に入っていただきます。どうしても我慢できない場合は検査できない可能性もありますのであらかじめ医師にご相談ください。
Q:糖尿病でも、検査を受けられますか?
A:糖尿病など血糖値が高い方の場合、お薬が筋肉や脂肪へ集積しやすい傾向にあるため、がん細胞への集積が低下します。そのため診断精度が下がる場合があります。検査を実施するかどうかについては、医師にご相談ください。
Q:妊娠中や妊娠の可能性のある場合は検査を受けられないのですか?
A:お薬は、微量の放射性物質を含んでいますので、妊娠中、または妊娠の可能性のある方は原則として検査が受けられません。妊娠中や、妊娠の可能性のある方は必ず医師にお申し出ください。
Q:小さながんも見つけられるのでしょうか?
A:顕微鏡レベルの微小ながんは発見することができません。また、進行の度合いや細胞の種類によっても発見しにくいがんがあります。
Q:どんな種類のがんも見つけられるのでしょうか?
A:臓器や部位によっては、発見しにくいがんがあることもご了承ください。お薬は尿中へ排泄されるため、腎臓や膀胱などのがんも発見しにくい場合があります。
発見されにくいがん:膀胱がん・尿管のがん・前立腺がん・腎がん・胃がん・肝臓がん (すべての臓器の)微小ながんなど
Q:検査が終わった後の注意点はありますか?
A:検査終了当日は、まだ体内に微量の放射性物質が残っていますので、検査終了後1~2時間はできるだけ人込みを避けてください。また、検査当日は、妊婦や乳児との接触をなるべく避けるよう努めてください。
Q:費用はどのくらいかかるのでしょうか?
A:PET-CTがんドックは、自由診療となるため保険適用外になります。費用は全額自己負担となり、¥95,000(税込み)となります。
その他、気になることがある方はお気軽にご質問ください。