学校ブログ : 2021年10月15日
学校祭 ~テーマ:繋~みんなの笑顔とつながろう~
本校では学校祭を2部に分けて実施しています。
1日目(1部)は、非公開 学内で発表会を中心に行います。
2日目(2部)は、公開 学校内で催し物やフリーマーケットなどを行います。今年度は昨年同様にコロナ感染症拡大防止のためにWeb学校祭となりますが、テーマ「繋~みんなの笑顔とつながろう~」のようなWeb上で来校しなくても感じてもらえるような動画などを公開しています。また、2日目は10月19日に今回のWeb学校祭に向けた作成動画を公開しますのでお楽しみに!
【1日目 学習発表会】
目的は、各学年で学習を共有することでより学びを深め、将来の
看護師像に繋げることです。
感染拡大防止のために、密集を避けるために7カ所程度を中継し、オンラインで発表会を開催しました。
1年生
入学して半年が経過しました。基礎分野、専門基礎分野の科目が終了していく段階です。実習は基礎看護学実習Ⅰ(環境理解)で数日間病棟に行きました。その中で学んだ内容を「適切な療養環境について知り、患者にとって効果的な看護とは何か考える」とテーマ設定して発表しました。個人情報に留意した上で具体的に患者情報を取り上げて病気・疾患に合わせた環境調整とはどうすべきかをまとめ発表しました。大理論であるナイチンゲールの取り上げた環境や科学的根拠の沿った環境の考え方などを取り入れながら話したので患者や私たちにとって環境が重要なもので、その調整が看護の一部とわかるわかりやすい内容でした。
また、微生物学で学んだ体表面に生息する微生物について調べ発表しました。授業内でもシャーレによる微生物実験を行っていますが、様々なところで菌が発見され、日頃の清掃だけではなく、菌に関連した対応の重要さを発表しました。
本校では講義場所での距離確保、食事場所の仕切りや消毒、適宜放送を入れて換気などを行い感染拡大防止に努めていますが、その意味を再確認したようでした。
2年生
看護過程の展開(看護援助を行う上で展開される疾患やその人自身をとらえアセスメントして必要な援助を導き実施、評価する考え方)について具体的事例を挙げて、そのプロセスをまとめ発表しました。実際に病棟で12日間看護過程の展開を行った2年生のまとめた内容は具体的に場面が想定できて必要な看護をどのように導き出すのかわかるものでした。
看護過程の展開を5つの項目でまとめました。①情報収集、②情報の分析と統合・問題の明確化、③看護計画、実施、④評価、⑤今後の取り組みと課題です。病棟実習では、看護教員や病棟看護師などの指導を受け持ち患者に関わらしていただいています。学生は本当に親身に患者やご家族のことを思い関わっているのだと再実感しました。また、学生が自身の課題を見つけ成長に繋げられることは受け持たせていただいた患者やご家族の方々に育てていただいていることだとも実感しました。
3年生
この時期にケースをまとめます。ケースは実際に受け持たせていただいた事例から自分の行った看護にどのような意味があったのか、課題があったのかを文献で意味づけするものです。あと半年、看護師国家試験合格後には看護師として臨床で患者やご家族と関わらせていただきます。3年生の発表したケースは「看護」を明文化しており、1年生や2年生にとっては「すごい!」の一言だったようです。患者への関わりを疾患やその人の生活すべてを含めてアセスメントして、その人自身に向き合い、時には理論や社会資源などを用いて患者に適切に関わる、そのような看護を伝えてくれたものでした。