本校の3年生は、11月24日(火)をもって全クールの実習が終了しました。
様々な患者さん・療養者の方々やそのご家族、医療従事者の方々と関わる機会を頂きました。受け持ちを了承して下さった患者さんや療養者、ご家族、支援して下さった関係者の方々に深く感謝申し上げます。
さて、全クールが終了したため、今年度は領域別・疾患別・発達段階別で具体的事例を挙げ看護に必要な知識をまとめ、ワールドカフェ方式で12月17日に発表会を行いました。
2月の国家試験も視野に入れ、基礎的知識から応用までをまとめ、個々で発表と質疑応答を行います。
急性期では、急性期に起こる生体反応をムーア分類(術後の生体反応の日数別変化)を用いてまとめました。
回復期・慢性期では心不全やペースメーカー(心臓の電気信号の補助装置)が埋め込みされている患者の観察点や注意点をまとめました。
終末期では、オピオイド(麻薬性鎮痛薬)やキューブラロス(死と死ぬことについて関する書『死ぬ瞬間』の著者)の受容過程などをまとめました。
老年期では、誤嚥性肺炎、認知症について解剖生理と起こさないための看護や支援するための社会制度などをまとめました。
精神では、統合失調症の型や症状、関わり方をまとめました。
在宅では、地域包括ケアシステムを中心にまとめました。
小児では、発達段階別でどのような行動をとるのか、その看護をまとめました。
母性では、初期~後期、第1期~第4期と時期によりそのような変化や看護が必要かまとめました。
看護の統合では、複数受け持ちの具体例を挙げ、病状に応じてどのように優先順位を考え観察や看護を行うのかまとめました。
多くの方々に支えられ、これから看護師国家試験に向かってラストスパートです。
患者さんやご家族に寄り添い、根拠のあるケアが展開できるよう残りもしっかり学習ができるように支援していきたいと思います。