栄養管理室このページを印刷する - 栄養管理室

TEL / 0827-34-1000(内線4040)

すべての患者さんに適切な栄養管理を、栄養指導、チーム医療への参加、地域連携、そして美味しい食事の提供を通じて実施することを目指しています。

人員配置


 

業務内容

給食経営管理業務

一般食、治療食(糖尿病や術後食)、形態を調整した食事など60種類以上の食事を常に用意しています。
入院中は安全な食事を患者さんに提供するために新調理システムを導入し、衛生管理・誤配膳防止・異物混入防止・禁忌食材の対応等に十分留意し、患者さんに安全かつ喜ばれる食事の提供に日々努めています。

食事提供方法

食事の種類

治療の一環として、患者さん個々に適した食事を医師の指示のもと約60種類の食事を提供しています。
治療上食事制限のない一般食(普通食)と、治療上食事制限の必要な特別食があります。
その他、抗がん剤治療等の副作用で食欲が低下した患者さんに少しでも食べて頂けるように工夫した愛宕食や、摂食・嚥下障害のある患者さんには形態を調整した食事(障害のレベルに応じて5段階)を提供しています。

行事食

患者さんに食事を通じて季節を感じていただけるよう、
旬の食材を用いた食事にメッセージカードを添えて提供しています。

選択食

一般食をお召し上あがりの患者さんを対象に、50円の追加料金を頂きメイン料理を選んでいただき提供しています。

嗜好調査

嗜好調査とは、患者さんの食事に関するご意見をうかがい、献立内容や調理方法等の見直しを行う調査です。当院では、よりよい食事を提供できるよう、入院中の全患者さんを対象に、食種別に年3回の嗜好調査を実施しています。

〈嗜好調査結果〉
令和5年度嗜好調査結果(▶をクリックで閲覧できます)

嗜好調査1回目(常菜)
嗜好調査2回目(治療食)
嗜好調査3回目(形態調整)

  

当院では、出産された患者さんへお子さんの誕生のお祝いに「祝膳」を提供しております。
四季に合わせた献立内容で、季節ごとにアンケート調査・集計を実施しています。

〈嗜好調査結果〉
令和5年度祝膳嗜好調査結果(▶をクリックで閲覧できます)

祝膳(秋)

  

 

臨床栄養管理業務

患者さんの栄養状態を把握し、適切な栄養管理を計画し提案します。
褥瘡、緩和ケア、各診療科カンファレンスなどチーム医療にも参加しています。

栄養評価

入院中は定期的に栄養状態を評価し、栄養管理計画の見直しを行います。栄養状態を把握するため、身体計測・体重測定を行います。

個人栄養指導

生活習慣病や術後の患者さんに食事療法の指導を入院中・退院後も継続して行い、患者さんと一緒に食事の改善を行うよう努めています。

集団栄養指導

外来・入院患者さんを対象に、集団栄養指導を行っています。

1.糖尿病教室…毎月第2・4水曜日

2.心臓リハビリテーション教室…木曜日

3.母親学級…毎月第2・4木曜日

 

チーム医療

1)NST(栄養サポートチーム)カンファレンス・回診

入院患者さんを対象に、多職種合同で栄養評価を行い、適切な栄養管理が実施されているかを検討し、その患者さんに最もふさわしい栄養管理法を指導・提言することを目的としています。
参加職種は医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、医療ソーシャルワーカー、言語聴覚士、管理栄養士です。

2) 褥瘡回診

毎週、医師・看護師と共に管理栄養士も褥瘡回診に参加し、褥瘡(床ずれ)の悪化防止・治癒促進を図ることを目的に活動しています。
回診では適切なマットレスの選択、体の体位、褥瘡の原因、処置方法の見直し、褥瘡の評価などを行っています。管理栄養士は、栄養状態の評価、必要栄養量の提案などを行い、必要に応じてNST介入要請もします。

3)緩和ケア

終末期の患者さんや苦痛の強い患者さんとそのご家族に対して、疾患の痛みやその他の身体的問題、精神的問題のケアを行い、患者さんのQOLの維持・向上のためのサポートを行っています。
参加職種は、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、心理療法士、医療ソーシャルワーカーです。

 

各診療科カンファレンス

各診療科で行われているカンファレンスにも積極的に参加し、栄養改善に努めています。

主な診療科カンファレンス

脳神経外科 整形外科 緩和ケア
循環器内科 泌尿器科
消化器外科 心臓血管外科 耳鼻科
カンファレンス

 

岩国医療センターだより『栄養管理室』

過去に広報誌「岩国医療センターだより」にて掲載しました「栄養管理室だより」等、栄養管理室関連の記事を閲覧できます。

● 岩国医療センターだより「栄養管理室」