院長ごあいさつこのページを印刷する - 院長ごあいさつ

岩国医療センターのホームページにようこそお越しくださいました。
長年親しんできた黒磯の地を離れ、エントランスを飾る錦帯橋をモチーフとしたステンドグラスが迎えてくれる愛宕山の新病院に移転して早いもので12年が経ちました。まず初めに、地域住民の皆様、医療機関や行政機関など、当院を支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。
 
さて、新型コロナウイルス感染症の影響は落ち着いてきましたが、少子高齢化、物価高、人材不足が日本の経済や市民生活に深刻な影響を与えています。医療・福祉制度を取り巻く環境も厳しさを増し、医療費削減や高額療養費制度の見直しなどが進んでいる状況です。このような中で、当院はこれまで以上に経営の健全化に努め、質の高い医療の提供を推進しております。
 
当院の主な使命は、救命救急センターを備えた医療機関として山口県東部の医療圏における高度急性期医療を担うこと、また、地域周産期母子医療センターとして市民の皆様が安心して出産や子育てを行える環境を守ることです。さらに、岩国市の3分の2を占めるへき地における医療を、地域の医療機関と連携しながら提供していくことも重要な役割です。加えて、安全で体に優しい医療の実現に重きを置き、直近1年間で新たに放射線をピンポイントで照射できる治療装置、3D画像解析システム、不整脈の安全な治療装置(パルスフィールドアブレーション)を導入し、ロボット支援手術機器も最新型に刷新しました。
 
患者さん中心の医療を目指し、「地域の皆様から愛され、信頼される病院」という理念を掲げ、職員一同、魅力的な街づくりに貢献できるよう努めてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
院長  田中屋 宏爾
2025年4月