診療の特徴・運営方針

当院は山口県東部地域における中核的医療施設であり、第三次救命救急センターとして二次医療圏のみならず、広島県西部地域をも含めた広域から年間5,000件の救急搬送を受け入れています。

循環器疾患に対しては二次医療圏で唯一、循環器内科と心臓血管外科を併せ持つ医療機関として高度診療に当たるとともに、がんに対しては、早期がんに対する低侵襲・縮小手術を実施、がんゲノム医療、進行がんに対しては拡大手術に加えて化学療法・放射線療法等集学的治療を行い、予後の改善に努めています。
加えて成育医療に関し、山口県東部及び広島県西部地域で唯一のNICUを有する施設で、広域を対象とした新生児重症救急患者の診療を担当しています。
また、脳卒中に関しても公開されているDPCデータベースに基づくと、中国四国地域で3番目と非常に多くの入院加療実績があります。

その他、内分必・代謝疾患、精神疾患をはじめ殆どの診療科を標榜し、研修医は各科ローテート中多種多様な症例を経験することができます。
また、米軍岩国基地診療所における2週間の研修をプログラムに組み込んでいます。

診療科・医師数

令和6年度の常勤医師数は下記のとおりです。

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内	神	精神	呼吸器	消化器	循環器	胸部外科	小児	外	整形外	形成外	脳神経外	小児外	心臓血管外
3	-	-	5	7	10	2	4	11	6	3	6	-	2
皮	泌	産婦人	眼	耳鼻咽喉	放	麻酔	腎臓内科	研究検査	血液内科	救急救命	病理	糖	合計
1	3	3	-	2	3	6	1	-	0	2	2	1	83

病床数（医療法病床数）

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一般	重心	筋ジス	結核	精神	感染症	耳	合計
486	-	-	-	-	-	-	486

1日平均入院患者数

1日平均入院患者数：382.3名
1日平均外来患者数：541.5名
年間救急患者数：15,597件（救急車搬送数：5,310件/年間）［2024年3月現在］
年間分娩件数：249件（R5）

研修概要

教育体制

臨床研修病院の指定状況：基幹型、協力型（岡山大学、山口大学）
指導医数：43名
勉強会等の行事：各科検討会1回／週、臨床病理検討会（CPC）1回／2ヵ月、感染対策研修会1回／月
病床病理検討会（CPC）実施状況：6回／剖検数：8件
図書室利用可能：専任の司書あり、文献検索依頼可能
インターネット環境：24時間利用可能
研修医当直：3～4回／月（必須は土日祝日のみ）、平日の待機はローテーション中の診療科で決定［緊急手術・心カテ・内視鏡検査などは呼び出しあり）、当直明けの午後は帰宅

※基本的には厚生労働省の方針に従いますが、選択科目は教育関連施設で精神科・血液内科・神経内科他の診療科の研修が可能

処遇

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給与	初期研修	1・2年次…422,000円／月
	後期研修（専修医）	1・2年次…456,000円／月
	※当直手当…時間外手当あり、※学会・研修会への参加費用等別途支給あり
宿舎（院内）	あり例）約20,000円／月（1ルームタイプ/エアコン・バス・トイレ・IHクッキングヒーター付）
有給休暇	あり
初期研修終了後の進路状況	広島市民病院/麻酔科、兵庫県立こころの病院/精神科、香川県立中央病院/胸部外科、神戸中央市民病院/整形外科、東京大学附属病院/脳神経外科、岡山医療センター/整形外科、横須賀米海軍病院/循環器内科、イムス葛飾ハートセンター/心臓血管外科、静岡医療センター/救急科、都志見病院/外科、神奈川県こども医療センター/小児科（※過去3年の初期研修終了者の進路です。初期研修後の進路は自由に選択していただきます。）

宿舎

研修責任者

年間20,000人のER患者、うち5,000人の救急搬送、山口東部地域の基幹病院として救急医療のみならず日常診療は多忙を極めていますが、「研修医の意欲と向上心」に支えられ指導に当たる毎日です。

当院は「実践重視」を何よりも大事に掲げています。
初期研修医であっても積極的に手技や処置に参加し、まさに「患者さんに触れる」ことが重要だと思います。
診断学や治療方針の相談も大事ですが、「医師としての責任感」は本当に患者さんに手を触れて考えると自ずと付いてきます。

当院のような野戦病院での臨床経験は、将来きっと役に立つと信じています。ともに「感謝・感激・感動できる若者が集っている病院」です。ぜひ、一度見学に来て下さい。